悲しき運命の果てに…

                 プロローグ

                        人魔大戦

神暦1495年、突如人界ミッドガルドに現れた魔族達は、ミッドガルド中の国々を見境なく襲い、蹂躙していった。
それまで個々の国々で応戦・撃退していたミッドガルドの国々は、
それまで個体もしくは数匹の群れでしか行動していなかった魔族達の集団組織化された様な戦い方を見て、やっと重い腰を上げ、
各国が手を取り合い、魔族達を殲滅すべく、連合軍を結成した。
 華音王国の武の相沢家当主、相沢祐貴を、連合軍を指揮統轄する将軍とし、類稀なその戦闘指揮・武力で、2年の歳月をかけて、魔族を討ち滅ぼした。
かくして平和が再び訪れ、3年の月日が流れる。




神暦1500年、相沢祐貴と妻夏美の間に、一人の男の子が誕生する。名は相沢祐一。




神暦1507年、国と国との小さな争いは度々有ったが、概ね平和だったミッドガルドに突如魔族が再び出現。
北の未開の大陸にミッドガルド唯一の魔族の国パンデモニウムが建国される。
魔王アフタリスの指揮の元、華音王国が真っ先に襲撃を受ける。
魔王アフタリスも直々に現れ、祐貴と夏美と戦闘。長き死闘の果てに二人を殺害。
幼い祐一を攫い、新しく建国された人界ミッドガルドにおける魔族の国、パンデモニウムへと連行する。




同年冬、対魔族対策会議を、御音帝国にて開く。
華音王国に対魔族戦闘技術学校を建校する事が決定。

神暦1508年春、身分の分け隔てなく、志を持つ子供達が、DBSに入学。応募だけでも実に10万人を越えたが、この年は約千人が入学した。




以来、魔族と人類の戦いは拮抗状態になり、第二次人魔大戦へと突入した。

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