代わり映え無い平凡?なお正月









ぱたーんいちっ、ですよ〜っ、

クリスマスを祐一さん達と過ごした佐祐理達ですが、
そのすぐあとに舞が「私は修行をする者だから・・・」と旅行に行ってしまいました・・・・
どうやらTVでみた修行風景に心囚われたみたいです。
こっそり凍らない滝がある観光スポットにチェックしているのを見てしまったんですよ〜
・・・必死に隠していましたけど・・・ばればれですっ、

「あ・・・・舞ったら大掃除から逃げましたね・・・・」

だから素早かったのですね〜・・・
帰ってきたらお預けの刑にしちゃいます。
涙目で羨ましそうにしてる舞の前で祐一さんといちゃいちゃ・・・・・じゅる・・・

「あ、あはは〜っ、」

そんな舞の姿にも萌えちゃいそうです・・・・

「佐祐理さぁ〜ん、ベット解体したから次掃除機こっちね〜」
「は〜い、今行きますよ〜〜っ、」

あはは・・・祐一さんと大掃除の途中でした・・・
思わず祐一さん譲りのいやんいやんな踊りを踊ってしまいました・・・

「・・・そのいやんいやんの踊りって何・・・」
「はえっ、ゆ、祐一さん、何故佐祐理の考えている事が・・・・」
「いや・・・喋ってるって・・・」
「あ、あはは〜っ、」

祐一さんとらぶらぶすぎて、例の自爆癖が移ってしまったみたいですね〜
癖が移るなんて・・・・嬉しいですけど、癖が癖だからちょっと複雑な佐祐理です・・・・

「さゆりさぁ〜ん・・・(泣)」



お風呂を掃除してくれている祐一さんにお洗濯ついでのバスタオル姿で強襲しちゃいました。
びっくりした祐一さんのシャワーノズルがこっちに向いて、ふたりともずぶぬれです、
ちょっとからかいすぎてまだ夜でないのに祐一さんは狼さんに変身です。



ばたばたとお掃除した後組み立てたベット・・・
あったかいふかふかしたおふとん・・・・

気持ちいいですね〜っ、

重いものを運んでくれた祐一さんは今夜はぐろっき〜です。
佐祐理はおやすみなさいと心を込めてほっぺにキスしちゃいました。

大晦日・・・

こんなにまったりするのは初めてですね〜
二人で打ったおそばを食べた後、おこたに入ってまったりです。
滝に打たれる舞がTVに写っていたのには二人で唖然としてしまいました・・・

祐一さんは佐祐理の座椅子です、背中がほかほかです、
時折悪戯してくるんですよ〜
23時半まではさせてあげません、べ〜〜です。
あ〜〜みかんに逃げました・・・なら、
祐一さんにだけ見せる笑顔でみかんをあ〜〜んですっ、
何度してもあ〜〜んには慣れてくれません・・・
籠全部食べるまであ〜〜んです。
祐一さんの希望で二年越しでするんですから・・・・
今は佐祐理をぎゅ〜〜〜っとするだけで我慢してくださいねっ、


おふとんに二人でくるまって・・・窓から見える初日の出に幸せ感じてしまいました・・・・

でもくたくたです・・・歩けないので初詣は明日です・・・・あははぁ・・・っ、



あたしがそのになの?

バケツアイス片手に抗議する栞を置いて、あたしは祐一と初詣。

TV局も取材に来る大きな神社まで行くのでちょっとした旅行気分だった。
残念ながら振り袖では行けないのよね・・・・ホント残念。

「行くだけでも半日以上かかるのは考え物よね・・・」
「まぁ、そうだな・・・」
「一つ聞いていい?」

通路側で早速に眠りかけてる祐一を寝させない様にあたしは会話を続けようとする。

「東北新幹線から東海道新幹線・・・・何故に八坂神社なわけ?」
「・・・かおりと行きたかったから・・・」

どうやら祐一は前もって準備していたらしいけど、
あたしには唐突に誘われたいつもの突発的行動と思っていたのだ。

「そ、それは嬉しいけど・・・泊まる所は?」
「・・・かくほしてゆ・・・」

どんどん眠りに落ちてゆく祐一・・・
実はあたしも夕べは期待感から寝不足・・・

二人して東京駅で車掌さんに起こされるという失態を犯してしまったのだった・・・・
一時間の乗り換えの余裕があったから乗り遅れたりしてないわよ?
・・・ホントだからね?

到着してからは慌ただしく駆けめぐったとしか言えないわ・・・
レンタカーでまず除夜の鐘、
・・・初めての場所じゃ無いのかしら・・・カーナビ無しなのに道に迷わなかったわね・・・・
駐車場から階段を上って境内へ・・・・
って、正門はスルーなのね?
振る舞いのおそばを先に頂いてから列に並ぶ。
こういうのは冬の有明と一緒で並んで居る時が一番寒いのよね・・・
順番が来ればあっという間なのに・・・・
前に居た折原浩平さん、里村茜さんのカップルと、
後ろに居た岡崎朋也さん、古河渚さんのカップル、
団体で来ていた土見稟さんとその恋人候補の人達と一緒に除夜の鐘を突く。
大人数が押しかけるから鐘突き棒に付いてる綱も二十本。
土見君の仲間の緑葉君が写真を撮ってくれました。
何でも無節操にナンパしてるから制裁で顔を腫らしていたのよね・・・・
あたしのも声をかけてきたけど胸以外はモデル並の人に瞬殺されていたし・・・

・・・さすが祐一と言うべきなのかしら・・・
意気投合した彼らとそのまま飲み会となってしまったのよね・・・・
朝の予定があるからと意地でも飲まない祐一にちょっとびっくり・・・・

又逢いましょうとみんなと別れ、
レンタカーを返してまだ暗いうちに陸道の辻や六波羅を通ってまずは東大谷
ここに相沢家のお墓があるなんて・・・・
拝んでいるうちに初日の出
きゃ〜きゃ〜きゃ〜
眠るおじいさんにあたしをお嫁さんにしたい人って紹介してくれたぁ〜〜
・・・・あたしとした事が・・・

ここは景色も良いからあたしも祐一と入ってもいいな・・・と考えてしまいました・・・

そこから手を繋ぎながら歩いて清水さん、門の前で一枚。
お店を覗きながら三寧坂を通ってイノダでコーヒータイムと軽い朝食。
途中のお店でひょうたん型のペットボトルの水をお土産様に購入。
歴史的にゆかりの寺院がさすがに多い、
一つ一つ見て行く時間が無いのが困るのよね・・・
気分悪かったのが土壁の落書き・・・・
大量に掘ってあるのよ・・・困ったものね・・・
賞味期間二日という抹茶のペットボトルで喉を潤しながら花園から八坂神社へ。

あまりに凄い人・人・人・・・・
これは、う、腕を組むしか無いわよね?祐一。
神楽は時間的に見れなかったけど・・・この人混みでは仕方ないかな・・・
祐一は美汐さんにお土産のお守りを買っていたみたい。
佐祐理さん達と秋子さんには山椒ちりめんを八坂神社の横にあるお店で購入。
家へのお土産もそれでいいわね・・・・
八坂の五重塔を見に行ってから
あとは四条通を歩いてホテルまで・・・のはずが、
祐一に付いて行くと細い橋に出た。

何でも、牛若丸と弁慶の、五条の橋はこっちみたい。
国道一号線の五条大橋は違うんだって・・・盲点だったわ・・・
鴨川の辺を歩きたかったけど、管轄の問題で放置自転車が多いから興醒めだよと言われてあきらめた。
道を戻って探索しながらホテルへ・・・・
いかにも京都って感じの家にならんで最近のデザインの家が交じってる・・・
設計する人も少しは考えればいいのに・・・

夜、たっぷり可愛がって貰いました・・・はい・・・・
わざわざ天皇家もお参りしていたと伝わる所に連れて行くんだから・・・
出来婚は・・・してもいいかなぁ・・・・祐一となら・・・

翌日の早朝、まだ店が開かないうちに京極、寺町巡り。
錦天満とか本能寺とか・・・
お店が開いていると気にならないけど小さな神社仏閣がたくさんあるのね・・・・
何でも、最近馬鹿なお店が大音量で洋楽を流したりするので情緒もなにもないって祐一が嘆いていた。
確かにお正月の早朝厳かな空気でお参りするのがいいわね・・・

10時くらいになって本当に騒音を流す洋服屋にあたしはシめたくなったわよ・・・・

こうしてちょっと慌ただしい正月は終わり、
あたし達は帰りの新幹線に乗り込むのだった・・・・

・・・確かに電車で寝ておかないと持たないわね・・・・
二人で爆睡してしまい、東京駅で又車掌さんに起こされてしまいました・・・・




さんばんて・・・・ですか・・・

・・・・暇です・・・・

親戚と言う事でアルバイト巫女にかり出されたのですが・・・・
人気が無いのか近所の人も元旦にはあまり訪れません・・・
何故か3日以降に人が来るのです・・・・

・・・暇です・・・

箒を抱きしめて葉の落ちた木々をぼんやり見てしまいます・・・

「こっちは終わったぞ〜〜」

面白そうだからと無理矢理参加してきた祐一さんが担当地区の掃除を終えて戻ってきました。
今の所普通着る事の無い装束を楽しんで、真面目に仕事をしてくれています。
すでに大学も決まっているのですでに余裕の祐一さんです・・・
只、佐祐理さんと舞さんが居る大学で、香里さんも同じと言うのが引っかかってしまいます・・・・
みなさんまだ祐一さんを狙っていますからね・・・・
祐一さんと一緒に居たいからと上手く興味をそそる様にこのバイトをする話をしたのです・・・・
私の話題に上手く興味を持ってくれました。
以外です・・・私はこんなにべたべたしていたいタイプだったんですね・・・・
バイト中にみんなに出し抜かれるのを警戒してる訳では無いですよ?
・・・そんな疑いの目で見るなんて・・・・そんな酷な事はありません・・・・

一緒に掃除したかったのですが、さすがに広いので、祐一さんは分割を決めてさっさと行ってしまったのです。
ちょっと寂しいと感じていた私はついつい笑顔で振り返ってしまいました・・・・

・・・・・

「その抱えているものは何でしょうか・・・・」
「あぁ、宮司のおじさんからもらったサツマイモだが?」
「・・・それをどうしようと?」
「落ち葉にサツマイモと来たら一つだろぅ?美汐。」
「するのですか?」
「欲しいだろ?」
「うっ・・・・」

私も甘味に焦がれる女の子です、冬の定番焼き芋は・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・大好きだったりします・・・・

「いらないのなら社務にいるお姉さん方に・・・・」

宮司のおじさんは何を考えたのかお守りやお札をネット通販するという暴挙に出ました。
何故か受けてしまいいまでは訪れる人よりも受注が数倍にもなっているのです・・・・
この時期、募集した女子大生のアルバイトは全員その作業です・・・
悔しい事に祐一さんは人気です・・・・

「駄目ですっ!」
「おやおや〜・・・そうかそうか・・・・」
「な、何がそうなんですか?」

毎度ながら解っていて言っています・・・

私の頭を撫でると答えずに落ち葉の山へ向かって行くので、後を追いかけます。
みんなに届ける際、ぴったりくっついてみんなに触らせません、
私は祐一さんのものですけど祐一さんも私の物なんですよ?

・・・去年の冬まで私がこんな思考を持つとは考えられませんね・・・・




やられました・・・というかやっぱりそうでしたか・・・と言うべきですね・・・
除夜の鐘を突き終わったあと、二人きりの控え室で祐一さんに押し切られてしまいました・・・・
私もこの装束で・・・なんて期待していたわけでは無いですよ?・・・・
本当ですよ?・・・・





だお〜、うぐぅ・・・あぅ〜っ・・・・じゃまするんじゃないお〜・・・だって寝てるし・・・寝てるわね・・・・
あらあら・・・・おまけですよ。


「うにゅ〜〜・・・」
「うぐぅ〜〜・・・」
「あぅ〜〜・・・」
「あらあら・・・」

強すぎる依存心、脅迫・・・
本人の為ならずと放置された寝雪・・・・

後先考えないで欲求のまま行動しすぎたたいやきうぐぅ・・・

巻き添えを喰らった狐っ子・・・・

見事だれていた正月の午後だった・・・
・・・当然寝雪が午前中に起きているはずもない・・・・

「う〜〜・・・極悪だよ・・・祐一・・・誰と会ってるんだよ・・・・」
「うぐぅ・・・三人の誰か・・・・だと思う・・・」
「あぅ〜祐一も美汐も居ない・・・」

寝雪のお年玉袋の中身・・・・
・・・・祐一さんに驕らせた分の返済としてお年玉はありません、お小遣いもカットします。by秋子(はぁと)
と書かれた手紙だった・・・

あゆの(以下略)
・・・・常識問題集(秋子お手製)。

「全部正解したらちゃんとお年玉あげますからね。」
「うぐぅ・・・」

真琴のは普通にお金だった。
が・・・

「あと、このお小遣い帳を使ってくださいね。」
「あぅ〜〜・・・」
「でないとこのじゃむを・・・」
「いえすっ、まむっ!!」


水瀬家以外はパラレルです、



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