(注1:このSSは「猪名川で行こう!」こみパミニシナリオのSSです。 ネタバレを含みますのでご注意ください)
(注2:プレイされた方へ:このSSは宴会終了後、その日の夜のうちに起こった出来事です。)











ばとる いん ざ 猪之坊旅館!!







ここは、神戸から少しばかり山の中に入ったところにある、猪之坊旅館。

今日はこみパの打ち上げパーティーをやった。

そして宴のあとに起こった出来事……



「なあなあなあ、なあってば、和樹」



ここは俺の部屋。今この部屋には俺と瑞希・由宇・詠美がいる。

由宇があとの二人を誘ってここに来たらしい。



「なんだよ、由宇。瑞希に詠美も」

「あ、あたしはただ連れてこられたというか……」

「そうよそうよ、ちゃんと説明しなさいよ、この温泉パンダ」



「さっき、この二人にはちと悪いことしたかな〜と思てな」



さっき……あ、あの野球拳か。…………い、いかん、鼻血が(爆)

しかし、悪いことしたって由宇が自ら見とめるなんて……

なんか臭うが黙ってよう。まだ大阪湾には浮かびたくないしな。



「そこで、あの場の当事者同士で、今晩一緒に遊ぼ思て」

「ふ〜ん、パンダにしちゃ、殊勝な心掛けじゃない」

「あんたは黙っとき、話がややこしなるで」

「ふみゅ〜ん」



また始まったか…

「で、なにするの?」

おおう、ナイスタイミング、瑞希。

「麻雀や。」

「「「へ?」」」

「『ヘ』やないで。麻雀や。 夜、楽しみないやん。麻雀やろや。な?

ゲームもええねんけど、 ウチのもっとるソフト、二人までしか出来へんのや」

「う〜ん……」



そう考え込んでると由宇が、



「和樹」

「な、なんだよ」

「ちょっと耳貸し。……あんた、逆らうんなら地獄やけど、 黙っとったら天国見せたるわ。



……まだ地獄は見たくないし、由宇の言うことに従うか。



「ほんじゃ、決まりや。ほな和樹、手伝ってや」



手伝うって?なんなんだ、一体?



「ここ、応接室に全自動卓あるんや。運ぶの手伝ってや」



ここ、本当に高級温泉旅館か?







全自動卓を運び込んだあと、席決めをした。

俺の上家は由宇、下家が詠美で対面が瑞希になった。

サイコロを振った結果……

俺が起家か。

配牌は…ふむ、けっこういいじゃんか。すでにリャンシャンテンだし。

んじゃ、まず字牌の發を…



「ポン」



いきなり、上家の由宇がポンしやがった。早いな。

で、俺のツモは……2ピンか。いらんな。



「ポン」



……また、由宇かい

で俺のツモは…と1ピン。これは使いようがないな



「ポン」



………………



まずいな。染まってたら、点数高いだろうし。ここは……

1萬……と。



「もう、あんたたち二人でやってるから順番が回ってこなかったじゃない」

「はいはい、悪うござんしたね、詠美」



「えっと、それじゃ〜〜、ん〜〜と」



早くも何切るか迷ってやがる。……今夜は長引きそうだな



「……ふみゅ〜ん。えい。」

「わ、バカ」

「ロ〜〜〜〜ン!!」

詠美が切ったのは……中。

パタパタと手牌を倒す由宇。

うげ。中と9ピンの待ちだったのか…字牌と筒子は危険なのは明白だったが……

「えっと、混一色、發、中、対々和で、跳満や♪」

「え?え?え?え?」

「ちゅー訳でやな、12000や。早よ点棒出し」

「ふみゅ〜ん。これはパンダのイカサマよ、ハイパー○○○○ヅモ使ったんでじゃないのぉ」

由宇はお前を直撃したんだがな。つーか、



なぜに知ってる!?○ー○ーパイを(爆)

「そんでな……」



由宇は詠美のとこへ行くと、服に手をかけた。



「な、な、な、な、何するのよ、この温泉パンダ!」

「きまっとるやろ。脱ぎ」

「な?なんであたしが脱がなきゃならないのよ!?」

「脱衣麻雀だからや」

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」





「「「ええええ〜〜〜〜っ!!!!」」」

<続くんです> [PR]動画